はじめに

2010 年 6 月 21 日

今やTOEICは企業でもっとも重視される英語の資格となり、一昔前の英検の地位に取って代わりました。先日書店の棚を見たところ、TOEIC関係書籍のスペースは英検の4倍くらいありましたが、その差にも頷けます。

英検は学校英語の勉強の習熟度合いをみるにはよいので、中学生・高校生向けにはいいのですが、企業では学校英語をベースにした英検より、実用英語のテストであるTOEICを重視する傾向がありますので、学生の方も英語の資格を取るならまずはTOEICからという流れになってきていると思います。

英検の級制度も捨てがたい面もありますが、習熟度をあくまで合理的に測定するという面では、スコア制のTOEICのほうが優れていますし、受験すれば何らかの点数がもらえますので、無駄になりません。

長い歴史を持つ英語検定であるTOEFLをベースにしたテストですので、正確に英語力を測るという点でもTOEICに一日の長があるように思います。

受験テクニックではなく「英語力」を測るテストですので、高得点を取るためにはTOEIC対策の勉強ではなく、一般的な実用英語の研鑽を積むべきですが、試験である以上、多少テクニック的なものも存在します。試験対策を何もしない人が初めてTOEICを受けたときと、2度目に受験したときでは、全く同じ英語力だったとしても、20点くらい点数がよくなると言われています。2度目は試験の形式に少し慣れているためです。

また、TOEICは一般的な実用英語のテストですから、リーディングの練習をするにも小説を読んでいてはダメで、英字新聞やTIME、NEWSWEEKといった雑誌がおすすめです。同じ理由で専門書もダメです。読んではいけないわけではありませんが、試験対策としては非効率的だということです。

このサイトではTOEICで高得点を目指す方のために受験テクニックや効率のよい勉強法を紹介しています。皆様の受験に役立てば幸いです。

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